ぴよ将ログ #3 修行編・その1(自己Lv.3級・Rt730)

謹賀新年🎍初っ端から将棋アプリログとは笑

正月休み堪能してる証 笑

 

実は休み中のプチ目標を秘かに設定していて、それがまさに「ぴよ将を自己3級にして、ぴよ将ログを更新する‼︎」だった。

正月早々達成でき、目出たく幸先の良い限り。

 

前回の更新から、若干日が空いてしまった。

CPレベルを高くすることばかりに気を取られていたが、初段、2段となるとなかなか勝てなくなったためだ(数十局して初段は数勝、2段も1,2勝に留まる)

 

あまりに勝てないので楽しめず、しばらく対局を遠ざけていたのだ。

時間が経って少し気持ちが切り替わり、「『勝ち』を溜めたい」と考えるようになった

 

「『勝ち』を溜めたい」というのは少し変な表現だが、「強くなりたい」と似てるようでズレがある

大体、次の3つの意味合いに整理出来る。

1 CPレベルを1〜2級に下げ、まずは勝って自己のレーティングを上げ、昇級を目指すこと

2 対局数と同時に棋譜データを重ね、勝敗いずれのデータも分析・研究すること

3 ある程度試す作戦を絞り、上記分析・研究を踏まえ、対CP勝率を高める「得意戦法」にまで磨き上げること

 

今時点だと、CP2級対手だと、勝率はかなり高くなっているが、初段どころか1級対手でもまだ劣勢といったところ。

いきなり強い相手と組み合うのでなく、まずは腰を据えてかかろう、という訳だ

上記3点について、それぞれ詳しく整理してみよう。

 

1→

 5→4→3級と昇級するのも、結構苦労した。

 負けるとレーティングが下がるため、せっかく昇級したあとも降級したり、同じ級前後をウロウロする期間が長く続いてしまったためだ。

 (最初は自己2級になってからログ更新しようと考えていたが、想像より大変で時間がかかりそうと踏んで、まず3級時点で整理することにした)

 今の目標として、「CPLv.3段に勝てるようになった段階で、将棋ウォーズに進出」というのを目指している。

 ただ、かつてのやり方(闇雲に自分より高いレベルのCPと戦うだけ)では、何十戦してラッキーパンチで1、2戦勝つことは出来ても、「強くなった」とは必ずしも言えないだろう。

 対手のレベルを下げることで多少足踏みになったとしても、自分の戦いやレベルについても見つめ直し、「力や武器を蓄える」必要があるのではないか、と方向を切り替えた訳だ

当「ぴよ将ログ」は、3級→2級→1級までは、「修行編」として、昇級ごとに更新することに決めた。(初段以降どうするかは未定)

 

ただ、「強くなりたい」よりは「楽しく指したい」が勝っている。

変かもしれないが、(ひたすら好きで指す)「ヘボ将棋」の色合いをどこかに残し、忘れないようにしたい、と考えている。

 

 ☆ちなみに、ぴよ将棋(に限らず他のソフトの仕様も同じなのか、詳しく知らないのだが)では、「負けた時は、投了しないと棋譜のダウンロードができない」仕様になっている。

 CP対手であっても、「投了」で敗けを認めるのはもちろん悔しいが、データを集めるためには認めるよりないし、この仕様は、将棋の「投了」という独特のルールを尊重した優れたものだと捉えている。

 

2→

 前稿でも触れたが、自戦の棋譜をストックし、分析するようになった。

 まだ始めたばかりなのだが、これが非常に楽しい。

 

 今は、棋譜DBのソフトを使い、

 ・CP対手の戦型・戦法分類

 に着手している。

 特に、囲いの知識は子ども時代で止まって更新されず、また定跡も学んだことがなかったため、現代の細分化され整理された戦い方の情報も基礎がない。

 それを、自戦棋譜に即して、吸収していこうという訳だ。

 対戦中は気づかなかったが、こちらはほぼ同じ戦法しか使ってなくとも、CPは、多様な囲いや戦法で臨んできている

 

 分析してみて、現在使っている戦法だけでなく、自らの指し回しのクセや弱点なども見えてきている。

 技術自体は、明らかに自分でも上手くなっているのがわかる。ただ、課題感としては、

 ・現在の姿勢は主に「受け将棋」。

  本当は攻めたいが、相手の持ち駒さばきを恐れている一方で、まだ強い攻めの技術や読みがない・薄い。

  一方で、CPの無理な攻め(というより、こちらが受けを間違えると敗けてしまう)を、きれいに正確に受けきるとチャンスが訪れる。

 ・読みや受けが正確になってきた一方で、(攻防が何度もある)激戦になると、読み疲れてきて、終盤にミスを犯してしまう。特に角飛車の利きや持ち駒の見落とし等、簡単なミスをすぐ犯す。

 ・「中盤」の読みを深めている。

  序盤優位に展開できた時に、相手に持ち駒もほぼ渡さず圧倒的優位で終盤を迎えるのが基本構想。

  ただ、そのためには、「中盤からどう攻め、守っていくか」の読みや構想を間違えないことが大事。

 

3→

 (書いていなかったが、今は先手番・時間無制限のみで対戦している) 

 今採っている作戦は、

 ・相手居飛車振り飛車四間飛車

 ・相手振飛車→居飛穴

 である。

 

 ただ、四間飛車ではあるのだが、たぶん王道のやり方ではない、恐らく独自の戦法で戦っている。(もしかしたら定跡としても確立された戦法があるのかもしれないが、まだ知識不足なので知らない)

 だからといって、定跡の勉強が無駄になる訳ではない。

 対手の戦型分析や、その長短、攻略方法、また同じく自己の作戦の特色について知る上で、そうした基礎知識は不可欠である。

 

 今の定跡の勉強の仕方が、まさにYouTubeにある。

 藤森、山口、香川、中村等各チャンネルで、四間や穴熊等、関係する戦法の解説やウォーズ実況動画を漁って、基本的な考え方を吸収し始めた。

 そこで更に気づくのは、定跡の知識がなくとも、割と近い考え方や読みで指せている(自分で言うのも変だが、「筋は悪くない」)のだということだ。

 

 対手CPの戦型・戦法分析を、定跡研究と合体させ、

 ・自分が何度も引っ掛かる基本的手筋

 から、

 ・戦法や戦型そのものの弱点、それをどうカバーするか

 という、「戦型の展開」のバリエーションへと研究を深め、「対手の戦法から、どういう状況になっても戦える」得意戦法まで高められれば理想だ。

 そうすれば、自ずとCPレベルアップ時にも勝率がついてくるだろう。

 

【終わりに】 

何回か書いた通り、もともと自分で指す予定はなかったが、指し始めたらすっかりハマってしまい、今や将棋は趣味のアクティビティの主軸に収まっている。

もともとの目的だった、「戦法史変遷の研究」も、「藤井猛全局集」を買うところからスタートした。

 

YouTube棋士の先生方の話を聞くことが楽しくて仕方ない。

実況、講座、戦法解説、自戦解説から雑談に至るまで、オールジャンルで吸収しているといっても過言ではなかろう。

 

忙しくてあまり読んでいるヒマがないのだが、マンガ開拓も放置した訳ではない。

今もっともハマっているのは、

・龍と苺(柳本光晴

今気になっているのは、

・リボーンの棋士(鍋倉夫)

だ。

 

noteで将棋について書き始めた時は、「将棋エンタメが爛熟し過ぎてどこからどう楽しんでいいやらわからない」と書いたが、フルスロットルの全方向展開で楽しみ始めてしまった笑 

ただ、それも始まったばかりで(藤森六段風に言うと)まだまだ「楽しみがいっぱい待っている」といったところだ

2022年は、個人的に将棋エンタメ爆裂の年になるが、どこにどう展開するか、今時点でもワクワクが止まらない。

ゆっくりじっくり、しかも思い切り楽しんでいこう

 

☆自戦記が充実してきたら、note上では、他の将棋エンタメ領域とは分けて書いていこうと考えている。

4.1.1

ぴよ将ログ#2 CP初段(Lv20)編

CP初段に至って、最初の大きな壁が立ちはだかった。。

全く勝てなくなったのだ。

数十局対局したが僅か1勝、でしばらく苦しんでいた。ようやく光明が見えかけた(と勝手に思っている)段階で書くことにした。依然、十分に整理された状況でもないが。

 

・個人レベルは5級(しばらく勝てず5-6級の間をうろついていた)。これがぴよ将での正確な棋力というところ。ようやくまた勝ち出して、少しずつレーティングが上がりだした。今まで個人目標は問題視していなかったが、まず「3級→2級」を目指すことにした。

「勝ち続けてレーティングを上げる」ことをしないと、「強くなった」ことを自らに対しても証明できない

 

・CP初段になると、CP側に非常にミス(変な手や緩手)が少なくなった。優勢を作っても、最後まで気を抜けない。今までのレベルほど、1日に何局もサクサク指せない。というよりサクサク指していくより、1局を大切に指し、確実に勝利を目指すほうが良い、と切り替わった。気が抜けなくて神経を使うため、そもそも気力がすぐに回復しない。

 

・ようやく、自らの棋譜を見返すようになった。

 たどり返すのは結構面白い。

 「どこで間違えたのか」「何を見落としたのか」を、はっきり気づくことができる。また、CP側のうまい手筋にも気づくことができた

 また、単純に1局振り返るのも、意外に大変な作業と分かった。

 1手1手の意味合いを考えながら、1局の流れをたどるのは、それだけで頭も使う。また、「反省」が課せられるのも精神的重しになっているかもしれない

 

・解析ソフトの使い方は途上。基本操作自体もまだ習得できてない。他にも優れた解析ソフトは存在しているだろうけど、開拓している余裕はまだない。高度に利用できるのはまだ先になるだろう

 

・あまりに勝てないので、一度作戦を見直した。

 対戦CPを「2級」にいったん下げ、勝てるようになったのを見て再度「1級」、ついで「初段」へと戻した

 「適当に指して勝とうとする」では駄目で、「定跡の手筋」を学ぶ必要がある、と考えたわけだ

 最新定跡は、あまりに細分化されており、どれがどれで、どう変化するものか一朝一夕に覚わるものでもない(というより、自分の指している戦法が正確には何に当たるのかも、十分にはわからない。まだ知識が全然ない)。

「定跡を覚えた」とはまだ言えないが、戦型単位で引っ掛かりやすいポイントを、少しずつ意識し始めている

 今の目標は、相手の居飛車振り飛車に対し、自らの各「得意戦法」を作ることである

 

棋譜を見返すことで、自らの指し方のクセに気づけた。

 指し手が「独りよがり」なのだ。

 「独りよがり」というのは少々変かもしれないが、将棋は本来(CPであっても)対手がいて、意図をもって指してくる。

 敗けた対局では、「対手の指し手を見ずに、自分の指したい手ばかり指す」というのが目立っていたのだ

 もともと対手の角や持ち駒を見落としがちだったが、そうした指しグセによるものだった

 

・このクセを意識したことで、将棋内容自体は良くなったような気はする。

 「相手の指し手をよく観察し、意図をくみ取る」という(当然の)ことをするだけだが、丹念に手筋を吟味するようになる

 良い手筋を指せると、結果的には敗けたとしても、将棋にはそれなりに満足感が残る

 

・対手の戦型を見て、「どう攻略していくのか」作戦を考えるようになった。つべで「どう囲いを崩していくのか」の考え方を学んだ影響があると感じている

 

・前より、「詰み筋」「寄せ」が見えるようにはなった。

 終盤、相手玉に対しても自玉に対しても、「詰みがあるのか」「1手の余裕はあるのか」を正確に読みにいこうと努めている。

 ここの判断の誤りを失くしにいくだけで、勝率は上がっていくだろう

 難しい局面で「詰み」筋が見えた時の、あるいは「寄せ」方を見出した時の快感を覚えてしまった

 

kindleで棋書を漁り始めた。動画でなく、(動かない)本のほうが、知識を学びやすい面もある。自分のやりたい戦法の定跡がピンポイントで見つかればよいが、その検索の仕方も未だに十分に会得できていない

 

・改めて、CP対手は、人間対手とは根本的に異なることを認識した。CP対手は、「緊張」することがない(だからサクサク指せる)し、「気を遣う」こともなく、それらの心理によるエラーというものがない。

 CP対手の将棋は、「対手との頭脳競技スポーツ」より、パズルとかソリティアに近いのではないかという感覚を持った。

 

上記の通り、上達が見えている部分もなくはないが、依然各方面で課題まみれといったところ。

ぴよ将でCP3段に勝ちだすまで行ったら、いよいよ将棋ウォーズにも進出しようかというひそかな野望も抱いている。

それまでじっくり牙を研いでいこう。

3.12.16

ぴよ将ログ#1 CP1級(Lv19)編

「こないだ4級だったのにもう1級!?」と見る向きもあるかもしれないが…(自分のレベルは今5級)

実際上達はしているだろうが、大体次のような要領で対戦を進めている。

やりながらも、「性格や姿勢にクセや難があるな」というのは大いに自覚できた。笑

 

・CPが弱い場合、手がなくなったときに変な手を指してくるが、それを咎められるようにはなった。

 また、「一度築いた優位」を崩さないために、ミスしないように慎重に考慮するようになった。

・「いくつか手の候補がある」場合は、その先後を慎重に考えるようになった。そこでうまく手筋を考えて指し分けられると、優位を築くことができる場合がある

・一方、CPは、レベルアップすると少ない持ち駒も巧みに使いこなしてくる。現在の対手1級への対応は、まだ追いついていない

・現在の対手1級には、「初中盤で優位を築く」までがなかなかできない。

 優位ができたとしても最終盤の1手違い程度。

 1手違いとなった場合の難度の詰将棋(11手詰めくらい)を、まだ読み切れるに至ってない。

・少し勝てるようになるとすぐいい気になり、次のレベルのCPと対局したがる。容易に勝てるような対手には満足できない。一方で、「1手違いで負ける」のは悔しいが、いちばん燃える(M体質なのが看取できる笑)。

・(全てではないが)棋譜は保存してある。まだ見返すまではいっていない

・盤面を先後逆転して、対手目線で見られる「反転」という機能がある。

 対手の意図を知るうえで非常に役立つ。

・熱中すると寝る間際とかまで指しがち。その場合、集中力が切れているため、ポカしかせず、まず勝つことはない笑

 指してばかりではなく、つべ動画を愉しむ時間とのけじめがあったほうがよい。指す際は、時間ないし局数の上限を決めておくべき。

 恐らく、「今日は〇〇の戦法の解説・実況動画を見る」「〇手詰めの詰将棋を何番解く」等とメニューを予め決めておくのが効果的だろう。

 

今のところ、「何となくの経験とカン」だけで指していて、「反省と勉強」が決定的に不足している。

局面の評価などは、落ち着いて指しているときは、割と冷静にできるようになった実感がある。

「反省」も「勉強」も、子ども時代は全くやってこなかった部分だが、ここを楽しんでやっていきたい。腰を落ち着けて、定跡や、自分自身の指し方のクセの自省、詰将棋などをやることで、更に強くなることはできるだろう

3.12.9

ぴよ将ログ#0 CP4級編

ぴよ将棋wに当分ハマりそうなので、しばらくログをつけていくことにした。

 

書き方としては、「毎日対局日記風」ではなく、

・見えてきた課題

・課題をどうクリアしていったか

を整理していこうという腹積もりでいる。

 

今の状況に即して言うと、現在は、

・CP4級に負け越し

のため、

・CP4級に勝ち越し~楽に勝つ→相手をCP3級にLvアップさせる

のを当面の目標にしている。

この目標の実現ごとに、課題析出・クリアが為されていくだろう。そのたびごとに、このログを書いていこうと考えている

(勝つと自動的にレートが上がって昇級するので、自身の昇級(現在6級)はあまり目標にしていない)

 

・「勝つ、強くなる」より、「楽しく指す」が目標。

 全然勝てないと当然楽しくないので、「ちょうど良い(少し強い)相手と対戦し、次第に勝てるようになる」を目指す。

・偏らず、色々な戦型・戦法を試す。同じ戦法ばかりやっていると煮詰まってしまう。色々な戦法を試した方が、発見が多く楽しい

・相手の引っかけてくる基本手順を覚えて、(同じようなポカを)繰り返さない

・相手の角や持ち駒を見落とさない笑

・自身の対局ばかりに熱中せず、つべの解説や、ウォーズ実況を見ながら、自己の指し回しと比較突合する

 

低レベルな目標ばかりではあるが、現地点ではこれくらいでちょうど良い笑

割と↑くらいを真面目にやってると、CPレベルが低いせいかおかしな手を指してきて勝ちを拾える感じだ

3.12.7

ぴよ将棋w🐤を始めたら、急に趣味の時間に厚みが出た話

将棋は「観る将」で、当初自分から指す気が全くなかったのに、香川チャンネルで飯野愛女流が紹介していたのを好奇心で覗いてみたら、まんまとハマってしまった…ほんとちょろいw

 

ぴよ将棋w(wは正式名称!w)は、初心者向け対局アプリで、一手指すごとに「パチッ」という駒音の代わりに「ピヨピヨ」というひよこちゃん🐤の鳴き声がするというユニークな対戦アプリだ(ゲーム自体は普通の本将棋)。駒音がすると緊張感があるが、「ピヨピヨ」だとそれがなく、むしろ癒し効果が大きい。細かい着眼と工夫だけど斬新。

 

 

コンピュータ相手に対局してて、かなり細かく相手のレベルを選べる(15級〜3段+)のだが、今は相手を4級に設定すると割と良い勝負になると分かったので、毎日10〜20局くらいはヘボ将棋に励んでいる次第(自身のレベルは今8級だが、1,2戦勝つとすぐ昇級するペース。相手を3級にするとほぼ勝てない)。

対局中は、つべで将棋放浪記や山口ちゃんねるのウォーズ実況を作業用BGMにかけている(尤も、完全に対局に没頭していて中身は入ってこないのだがw)

 

戦法はつべで藤井システムの話を多めに摂取していたせいか、四間寄りの戦型を選ぶ傾向にある。

まだ指し始めて数日だが、課題感は割とはっきりしている。技術面で言えば、

・守りが弱い。囲いをしても、(相手に崩される前に)攻めのために自ら崩しがち。

・相手の仕掛ける基本手順に何回も簡単に引っ掛かる汗 角の利きを見逃しがち等、大局観がないw

・振り返りをしてない。負け時に、どこが悪かったのかをきちんと反省してない。また、勝った時も勝ち要因を分析してない

etc.

 

早い話が、「定跡」を全然押さえてないのだ(子ども時代の棋力で停止しているw 逆に、変な手を指すせいかコンピュータが考慮時間を取る場合もある)。

それより重要なのは、「自分が指す、強くなる」という意識・自覚が欠けていることだろうと考えている

つべで「観る将」を楽しむだけで十分とつい先日まで思っていたので、自身でも意外な展開なのだ

 

変な話だが、つべでプロ棋士の各種解説を見ていても、楽しいのだが「自分が指してみる」という意識とは乖離がある。単なる野次馬根性で観ているせいだ

このままだと、ただ指すのが好きなだけの「ヘボ将棋」で推移するのが見えている。誰に強いられてやる訳でもない単なる趣味なので、それで割り切るのもありかもしれない。しかし、(コンピュータ対手だろうと)「勝てない悔しさ」と、「レベルアップの楽しさ」を覚えてしまうと、もうとりこになってしまっていると言わざるを得ない気もする。

3.12.6

 

今のところ、「勝ちたい、強くなりたい」気持ちよりは「楽しく指したい(というより、単に楽しいのでただ夢中で指している)」気持ちが勝っている。が、つべで詳しく知るほどのめり込んで行き、「強くなりたい」気持ちに飲み込まれていくのは、時間の問題と言えるだろう。そうすると、「自分が勝つ」ことを念頭に置いた勉強の仕方に、自然に切り替わっていくだろう

 

 

 

 

 

 

将棋YouTubeにハマりまくっている。

こないだ記事を書いたばかりだが、最近将棋YouTubeに一挙にドはまりしてしまった。

観ているチャンネルに特別なものはないが、プロ棋士チャンネル中心に、

森内俊之の森内チャンネル

女流棋士香川愛生チャンネル

棋士中村太地将棋はじめch

・戸辺チャンネル

女流棋士山口恵梨子ちゃんねる

・将棋放浪記

・abema将棋チャンネル

囲碁将棋TV

・将棋情報局

辺りで、「コンテンツ全部見」の勢いでハマっている。

森内チャンネル、香川チャンネル等は1年ほど前に発見していたが、まだ当時は今ほどコンテンツが充実してなかったし、その後もプロ棋士チャンネルが急増したようでまさに嬉しい悲鳴である。

当時は、対局や将棋ウォーズ実況まで観るほどではなかったが、今は、戦法・戦型・局面評価といった具体的な興味が出ているために、猛烈に面白く感じている。

対局動画は数時間単位と長いものもあるが、いわば「作業用BGM」代わりにかけておくこともある

すごいのは、羽生・渡辺・佐藤・谷川他(昔ながらの)トップ棋士がチャンネルで対談をこなしていることだ(無論、去年森内チャンネルの存在を知った時点で既に驚愕していたのだが)。これが本当に貴重であり、かつ最高に楽しい。

森内チャンネルや香川チャンネルは、将棋が中心とはいえ様々な企画に挑戦していて、既にいっぱしのyoutuberチャンネルになっている。(香川チャンネルは、単なるヲタクYouTuberチャンネルとしても好きである笑)

 

ついこないだまで、「将棋エンタメはコンテンツ渋滞しすぎ!」と思って悩んで(?)いたが、「コンテンツ全部見」でいいじゃん、と急に割り切れてしまったから現金なものだ笑

「観る将」専門で、自分で指す・強くなることは考えていないが、やりたいことがいろいろある。

「将棋は、常に日本社会の最先端、むしろ未来を一歩先取りしている」が昔からの自分の観方で、今も変わっていない。大人になって再び、将棋という趣味に立ち戻れたことに無上の喜びを覚えている

3.12.9

爛熟中の「エンタメとしての将棋」

Abema将棋は観たいと思いつつ、いまだに切り口を定められないままでいる

将棋界が、ものすごいスピードで先に行き過ぎていて、状況を追い切れないというのが大きいか

また、「将棋の楽しみ方」が広さも深さも格段に進化した。ライトな将棋ファンとして、うれしい反面、フォローの大変さもある

藤井聡太を軸とするプロ棋界の世代交代と、地殻大変動

・現代将棋(戦法や戦型)そのものの進化と深化

・AI将棋の存在と、活用の定着

・「観る将」のオプションや視聴環境の充実

・プロ棋士YouTubeチャンネルの増加

・対戦アプリやその実況動画の普及

・将棋コミックのタイトルの急増

etc.

「楽しみ方」が増えすぎてしまい、まさに「食い切れず、動けない」状況で止まっているといって良いだろう

将棋は「自分で指す」よりは「観る将(みるしょう)」を愉しもうとしているが、情報も選択肢も多すぎて溺れてしまっている

 

一つには、関心やテーマがまだ絞り切れていないところが大きい

「もともと羽生世代がきっかけで将棋や将棋界に興味を持ったものの、その後離れて、最近戻ってきた」口である

そもそも、いまだに現在の若手棋士動向の概要すら把握し切れていない。離れていた期間が長すぎ、抜けた部分の厚みが大きすぎるのだ

将棋は、「情報量の極めて大きい、贅沢な趣味」である。「たくさんある趣味の中の一つ」とするには、かけている時間量が薄すぎるということもある

現代将棋の複雑分化と同様に、「観る将」そのものも多様化を遂げている

 

「観る将」に求めていること自体は、割とはっきりしている。

「現代将棋の戦法そのものの歴史的変遷と、AI将棋が与えた影響と展望」だ。

ただ、テーマと研究対象が大きすぎる。また、体系的に深く研究した経験がなく、まだ基礎自体がない。今までが、「ライトなファンであり過ぎた」訳だ。「ライトなファンでしかなかったのが、(自分で指す訳でないにもかかわらず)割と専門的な研究をしようとしている」矛盾の狭間にいる

 

従来、「戦法の変遷」などというものは、自分で指す人(プロ棋士・アマ棋士)か、かなりの棋界・将棋戦法マニアしか興味がないものかと思われてきた

しかし、藤井ブームにより、大新聞の一面や社会面で、盤面や棋譜と、その戦法名までが記されるに至っている。これは、「観る将」ファンそのものの厚みと、将棋をめぐるメディア環境の瞠目すべき変化と言えるのではないか

そのようななかで、「遅れているな」という妙な焦りすら生まれている

 

ライトな関心(YouTubeや漫画を愉しみたい)と、マニアックな関心(戦法の研究をしたい)とが入り混じってうまく区分されてないことに、悩みの淵源がありそうだ

特に、マニアックな関心のほうは、時間だけでなく、頭脳を要する部分が大きい(「研究をしよう」としっかり覚悟を決めてる時しか入り込めない)

また、AI将棋活用が一般化された一方で、その実情自体については知らないし、自分でも使ったことがない。研究にはその利用が最も早道かつ必要であると頭で知っているにもかかわらず。

「指す」ことが目的ではない以上、戦法(史)研究については、アウトプット先の想定が重要になりそうだ。アウトプット目標をある程度定めない限り、いつまでも上の悩みが解決されないまま漂流せざるを得ないだろう

3.11.9